子どもとのかけがえのない思い出を作れる家族旅行、子連れ旅行ですが、大変なこともたくさんあります。
とくにベビーカーを卒業した後に心配なのが、以下の3点です。
・広い空港移動などで、子どもが疲れたと言って歩けなくなってしまう
・狭い飛行機や新幹線のスペースで子どもが上手に眠れない
・子どもの荷物も増えてきた!
こんなお悩みを解決できるのが、飛行機内でも使える便利グッズのJet Kids by STOKKE(以下、ジェットキッズ)です。
今回は、実際にジェットキッズを買ったきっかけから、ジェットキッズの特徴、ジェットキッズの使い方、注意点などをレビューします。
ジェットキッズとは?子連れ旅行にあると便利!
北欧・ノルウェー発のベビー、キッズアイテムブランド「ストッケ」。
ベビーカー、ベビーチェア、ベビーバス、ベビーベッドなど、幅広くアイテムを展開していて、とくにベビーチェアの「トリップトラップ」を愛用しているという方も多いのではないでしょうか。
そんな「ストッケ」から発売されているのが子ども専用スーツケースのジェットキッズです。
飛行機内でフットレストとして使えるのはもちろん、子どもが乗ることもできるキャリーオンスーツケースとしても使えます。
ジェットキッズの特徴
やはり飛行機移動中にフットレストになることと、子どもが上に座って移動できる点がメリット。
待ち時間が長いイミグレや、スーツケースが出てくるまでの時間に座っていられるのもありがたく、子連れ旅行の負担を軽くしてくれると実感しました。
なお、使ってみてのデメリットは以下。
もちろん、駅のホームなどの危険な場所で子どもをジェットキッズに乗せるのはNG。
人の多い場所も避けなくてはいけないし、ライドオンできる場所は意外と限られています。
そして、子どもが楽しくなってしまい、ビュンビュン走りたくなると必死に制止!
他の方にぶつからないよう、事故にならないよう、常に気を配る必要があります。
ジェットキッズのサイズは?邪魔ではない?
子どもの着替えや機内で使うアイテムなども十分に収納できるだけの大きさ、容量があります。
トップオープン式のふたなので、飛行機で上の棚に収納する際にも中の荷物が落ちてくるということもありません。
なお、ふたの内部にも収納があります。
子どもが持ち歩きたがるおもちゃやちょっとしたおかしなど、細やかなものはここに収納するのがぴったり!
家でももはや子どものアイテムを収納して置いておけるので、個人的には邪魔ということもありません。
ジェットキッズは何歳まで使える?対象年齢
公式HPによると、機内では2歳〜5歳くらいまで、ライドオン(乗る)としては3歳〜7歳くらいまでのお子さんが対象とのこと。
実際、今回5歳(身長120cm弱)の息子が使用しましたが、機内だとフットレストとして使うには少しギリギリかなというサイズ感でした。
一方、ライドオンはサイズ感がちょうど良かったです。
むしろ小さなお子さんだと足が届かず上手に蹴れなくて(足を漕げない)危ないかもしれません。
その際は、フットレストがついているので、子どもはフットレストに足を乗せ、保護者がストラップで引っ張るという方法になると思います。
ジェットキッズ購入の際の付属品
付属品のマットレスは、機内で使用します。
実際は全部使わずにフットマット部分だけ使用しました。
ストラップは長さ調整可能です。
子どもが引っ張る際は子どもの身長に合わせて短くし、私が背負う時は長くして使用しました。
ジェットキッズのおしゃれなカラーバリエーション
カラーバリエーションは全部で5色。
淡いパステルカラーの色がかわいいですが、ブラックも大人のスーツケースを彷彿させるクールさ!
息子はオレンジのストラップを気に入って、ブルーを選びました。
まだカスタマイズのデコレーションステッカーは貼っていないのですが、子どもの自由な感性に任せてペタペタ貼ってもらおうと思っています。
ジェットキッズを買ったきっかけは?
子連れ旅をライフワークとしていることもあり、日常的に旅に出ている我が家。
息子が小さい頃はむしろジェットキッズを買おうなんて考えていなかったのですが、身長が伸びてきた今こそ欲しいなと思うようになりました。
きっかけは、飛行機内。
息子は長時間のフライトだと、まだまだ足を下ろしっぱなしは辛い模様。
大人だって長時間座りっぱなしは辛い……。
フットレストがあれば座っていても足を伸ばせるのでは、とようやく気づきました(笑)!
そこで、ジェットキッズと機内で使うフットレストを比較し、ジェットキッズを購入することに。
飛行機で使えるフットレストとの違いは?
エアーのフットレストでも良くない?違いは?
ジェットキッズを購入する前は、エアーのフットレストを購入しようと思っていました。
今は、エアポンプ不要や口でのふくらまし不要のものもたくさんあるんですね!
大きな違いは、飛行機内だけで使うか、飛行機の外で使うか。
ジェットキッズなら飛行機の外では子どもが乗ることができるのが大きなポイントでした。
乗って移動すると言うより、座っていられるというのがポイント高いのです!
また、フットレストを荷物として持ち込むのもかさばるなぁというのもあり、ジェットキッズに。
飛行機内だけで使用できればOK!という方はフットレストで十分だと思います。
「スーツケースとしての収納力も欲しい」、「子どもが乗ってくれることで抱っこの負担も減らせる」、などフットレスト以外の機能を求めるならジェットキッズがおすすめ♡
ジェットキッズが使用可能な航空会社・使用禁止の航空会社【2023年9月調べ】
子連れ旅行の味方になってくれるジェットキッズですが、実は使用可能な航空会社と使用禁止の航空会社があります。
また、使用可能とはいえ、使用に伴う注意点が航空会社によってこまかく定められているので、事前にしっかり調べてから使用しましょう!
ジェットキッズが使える航空会社一覧
ジェットキッズの公式HPでは、使える航空会社を一覧で確認できます。
こちらは2023年9月調べのものですが、リスト自体は2019年4月となっていました。
また、上記一覧に掲載されている航空会社だとしても、使用に伴う注意点は航空会社によってさまざまです。
不安な方は、必ず事前に航空会社に確認してくださいね。
子ども連れでよく乗るであろう航空会社の使用可否状況についても調べてみました。
機内での使用方法や詳しい注意点は後ほど解説します!
ANA
ANAでは、公式HPにて使用可能と記載がありました。
ただし、使用可能な座席や使用できるタイミング、収納方法なども決められています。
機内に持ち込むお子様用携帯ベッドの使用について
お子様用携帯ベッドとして利用される商品(JetKids BedBoxやFLY-TOTなど)については、原則として窓側座席または通路に挟まれたセクションの中央座席でご使用ください。(ハンモックタイプはご利用いただけません。)
https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/reservation/support/international/family/
JAL
JALにおいても公式HP国際線FAQページにして使用可能と記載されています。
ただし、以下の使用条件を守る必要があります。
<機内でのご利用にあたってのお願い>
・使用することで機体や設備に損傷を与えたり、その作動の妨げにならないようご利用ください。
・正しい位置でシートベルトを装着のうえご利用ください。
・ほかのお客さまの快適性を妨げないようご注意ください。(前のお客さまのリクライニングを妨げないなど)
https://faq-ar.jal.co.jp/app/answers/detail/a_id/27058/c/546
Peach Aviation
Peachの公式HPにジェットキッズ使用可否についての記載はありませんでした。
ただ、Peachの機内持ち込み手荷物のサイズは「3辺合計が115cm以内」。
ジェットキッズのサイズは3辺合計で102cmなので、持ち込むことは可能です。
機内での使用目的ではなく、スーツケースとして機内に持ち込み、規定通りに収納することは◎。
ハワイアン航空
子連れ旅行先の定番ハワイ!
ハワイアン航空で行くと言う方も多いかもしれませんが、ハワイアン航空ではジェットキッズは使用できません。
公式HPにも明記されています。
ハワイアン航空機内ではPlane Pal、BedBox、フライトットなどの子供用機内ベッドやレッグレストをご使用いただけません。予めご了承ください。
https://hawaiianair-jp.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/2542#Child
使用せず、機内持ち込みのみは大丈夫なので、機内では規定通りに収納しましょう。
ジェットキッズを飛行機内で使用する際の使い方・注意点
では、実際にジェットキッズを飛行機内で使用する際の使い方・注意点を解説します。
飛行機内でジェットキッズを使えるタイミング
先ほど、ANAやJALについて説明した際にも記載しましたが、ジェットキッズを使えるタイミングは決まっています。
・シートベルト着用サイン点灯時
・離着陸時
・地上滑走時
つまり、ジェットキッズを使用できるのは水平飛行中、かつシートベルトサインが消灯している間だけです。
巡航中であっても急な揺れなどでシートベルトサインが着用した場合は、速やかに収納します。
その他、客室乗務員によるジェットキッズ収納の指示があった場合は必ず従いましょう!
飛行機内でジェットキッズを使える座席
こちらはジェットキッズのユーザーガイドから抜粋した写真で、緑のチェックがついているのが使用可能な座席です。
ジェットキッズを使用できる座席は下記のように決まっています。
通路側の座席でジェットキッズを使用すると、万が一の緊急脱出の際の妨げになることから、ジェットキッズの通路側座席での使用は禁止されています。
また、通路側座席で使用すると、中央座席あるいは窓側座席のお客様がお化粧室に行くのを妨げる=他の客様の快適性を損なうことにもなってしまいます。
たとえ家族で座っていても、通路側座席での使用はNG。
ジェットキッズを使う場合は、必ず子どもを中央座席か窓側座席に着席させ、その足元に置くようにします。
ジェットキッズはベッドとしての使用は禁止
<機内でのご利用にあたってのお願い>
・使用することで機体や設備に損傷を与えたり、その作動の妨げにならないようご利用ください。
・正しい位置でシートベルトを装着のうえご利用ください。
・ほかのお客さまの快適性を妨げないようご注意ください。(前のお客さまのリクライニングを妨げないなど)
https://faq-ar.jal.co.jp/app/answers/detail/a_id/27058/c/546
JALの公式HPに「正しい位置でシートベルトを装着のうえご利用ください」とあるように、ジェットキッズを使用する際、ベッドとして使用することはできません。
とくに小さなお子さんの場合、ジェットキッズをベッドとして寝転がってしまうと、シートベルトの位置が体の上の方にずれてしまう可能性があります。
大きな揺れなどがあってシートベルトが首元で締まってしまう危険性も。
なので、あくまでジェットキッズはフットレスト、オットマンという位置付け。座りながら足を置く目的で使用しましょう。
ジェットキッズの使い方
ジェットキッズはそのまま足を置いて使うことももちろんできますが、トップのふたを外し、くるっと反対にしてはめることでオットマンのようになります。
背が高くなってきたお子さんなら、わざわざふたを外してくるっとしなくても、そのまま足を置いても高さ的にちょうど良いかもしれません。
ジェットキッズで子連れ旅行をより快適に♡!
使用するには注意事項が何かとあるジェットキッズですが、やはり子連れ旅行の強い味方!
飛行機内や新幹線内でのフットレスト、オットマンとしての機能はもちろん、歩き疲れた子どもがちょっと座って休憩できる程よいスペースにも早変わり。
個人的には、この“ちょっと座れる場所”があるだけで、かなり楽でした!
我が家ではしばらく活躍してくれそうです♡
気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。