パリの人気美術館・オランジュリー美術館
パリには、ルーヴル美術館、オルセー美術館、そしてその他にもたくさんの名高い美術館がありますが、私が一番大好きなのがオランジュリー美術館。
ここでは、他では観ることのできないモネの「睡蓮」を鑑賞することができます。
モネファン、「睡蓮」ファンは絶対に訪れるべきオランジュリー美術館の見どころ、チケット入場料、行き方など基本情報をご紹介します。
オランジュリー美術館とは
オランジュリー美術館は19世紀後半から20世紀初頭、つまり印象派、そしてポスト印象派のフランス美術を収蔵・公開するフランスの国立美術館です。
チュイルリー公園の中にある美しい美術館の建物は、オレンジの温室を改装したものだそう。
特に有名な絵画としては、モネ「睡蓮」、そして、ルノワール「ピアノを弾く少女たち」ではないでしょうか。
その中でもモネの「睡蓮」は自然光のもとで鑑賞できる場所として、オランジュリー美術館が選ばれただけあり、「睡蓮」を目的に来館する人は多くいるはず。
自然光が降り注ぐ楕円形のお部屋では、「睡蓮」の大型連作を鑑賞することができます。
オランジュリー美術館で絶対に観たい!モネ「睡蓮」
オランジュリー美術館の地下には、楕円形のお部屋が二つあります。
その二つのお部屋とも、あるのはモネ「睡蓮」だけ。
主に、日の出から日の入りまでの移り変わりを描いていて、日の出前を描くちょっとダークな池の様子から、朝日を浴びている様子、雲が出ている時の様子、夕日が沈む様子や、池の周りの木々がリフレクションする様子など、「睡蓮」を軸にした場面場面がとても美しく描かれています。
「睡蓮」は多数制作されており、世界中の美術館で目にしたことがあるはず。
でも、これだけの大作、連作はオランジュリー美術館でしか観ることができません。
一枚の絵でも、数歩歩いて観てみるだけで色使いが変わっていたり、どれだけ観ていても飽きることない、本当に素晴らしい大作です。
オランジュリー美術館はすでに2,3度訪れているのですが、それでもやはりこの「睡蓮」を観たくて今回も行ってしまいました♡
印象派には興味ない方でも、この「睡蓮」の迫力と、自然光がさすサンルームでの鑑賞時間の美しさに十分価値があるので、ぜひ足を運んでみてほしいです。